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2015_10
25
(Sun)09:52

歌う効果 認知機能向上 唾液増 須坂エクササイズ

 MCの国井さんか゜本格的にシャンソンを勉強し、
ライブハウスでシャンソンを歌う様子を紹介したり、
歌声喫茶に集うシニアの元気な様子の紹介を冒頭
にし、歌うことと健康の効果についての内容だった
のが、以下の番組です。

10/23 NHK Eテレ  団塊スタイル



■淑徳大学教授 医学博士
  高橋 多喜子先生

先生は認知機能の高齢者に向けて音楽療法を
実践。

ウォーミングアップ、呼吸法、合奏団などを
取り入れて、認知機能の維持改善を図っている。

 歌うことの良さは以下の3つにまとめられる
 ①コミュニケーション効果
    --他の人と話ができる
 ②回想効果
   軽度・中度の認知症高齢者を対象になじみの
  歌を歌ってもらうと当時の記憶や感情がよみがえった。
  そして元気になった。

 ③運動効果
   中度・重度の認知症高齢者を対象に週1回
  歌いながら合奏などをやるグループと
  やらないグループを比較した。

  1年後、歌いながら合奏などをやるグループは
  最高血圧の上昇が抑えられ、有酸素運動を
   行うのと同様の効果があった。

  歌いながらリズムを取ったり体を動かしたりすると
  前頭葉の機能がアップした。

先生お勧めの方法 運動効果アップの歌い方
  ペットボトルにビーズを入れて、それを持って
  頭上に持ち上げて振り、また、下に下げて
  振り、リズムをとって歌うと健康効果が増進。  

「同質の原理」 
  楽しいときには楽しい歌を歌い、悲しい時には
 悲しい歌を歌うことでスッキリする。


■長野県須坂市
  須坂エクササイズ
    市の老人施設では歌いながらエクササイズ
  保健指導員が考案  30年前スタート

  ①県の歌 「信濃の国」を歌いながら運動

  1番に合わせ肩こり予防体操
  2番では腰痛予防
  
  ②おさるのかごやでは
    筋力アップ&尿の失禁予防体操
  
    *2週間に1回2時間の体操

■東北福祉大学 教授
  船渡 忠男先生  高齢者の健康増進が専門

  「歌と運動の研究」

  歌いながら体を動かすことを90分
  するプログラムを3ヶ月間定期的に
  行った。
  その結果、プログラムの前後で、特に左脳の思考、
  感情、伝達、理解が向上した。
    
  1つは目からの刺激、2つ目は自分で大きな声を出すので
  心肺機能を使うので、体の健康に良い。
  そして脳への刺激になっている。

■ 東京 国立市
  表情筋を鍛えて歌おう 講座 月2回開催
   講師 常岡 治恵さん オペラ歌手

  表情筋を動かす。口や表情を意識する。

  一語一語はっきり歌うことで口の周りの筋肉が
 鍛えられ、唾液の分泌を促す。
  
  口腔ケアで用いられている運動も。
   
■鶴見大学歯学部 教授
  斎藤一郎先生

 歌うことと口の健康に着目

 高齢者における歌うことの心身への効果の
 可能性を論文に発表

唾液の分泌は非常に重要で、その量が減ると
口臭の原因になったり、虫歯や歯周病のリスクが
高くなったりするが、歌を歌ったあとには、唾液の
量も増えるという結果が得られた。

 発表の論文では
  60歳以上の男女44人に3曲歌ってもらい、
  歌う前と後での唾液の量の変化を調べた。
  歌った後に著しく唾液の量が増えた。


 誤嚥の研究
  ふだんカラオケに行かない人に週4日程度
 8週間にわたって歌ってもらった。
      ↓
 30秒間でどれだけの回数、唾液を飲み込めるかを
 調べた。
 試験前    4.2回程度 平均
 4週間後   5.2回程度
 8週間後   5.8回程度

 歌を歌うことで口の機能を維持するための筋力が
 鍛えられ、気持ちに負担がある方がストレスの
 改善になったりし、心と体の両方にいい影響があると
 考えられる。

■東京 清瀬市
  「脳トレ元気塾」 2015年6月からスタート
  おおむね65歳以上を対象

  参加者はスクリーンの映像を見ながら
 2人1組で歌いながら、交互に異なる動作を
 行った。
 ---腕など日常よく使う筋肉の向上を目的

 大手カラオケメーカーと大学との共同開発の
 ソフトを使って開催している

 *カラオケの中に機能向上トレーニングが
 300種類以上付加された機器


**もともと歌うことは好きですが、
よし歌ってやろうという気持ちになりました。**

C.O.M.M.E.N.T

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